全市一斉合同防災訓練

この訓練は、今後起こりうる災害を想定し、住民が近隣の避難場所や避難方法を確認すると共に、地域全体で近隣の方たちの安否確認を行うなど、いざ有事の際に各人が行動できるように疑似体験・訓練を行うものです。

令和6年1月19日(日)午前9時30分、上町断層帯を震源としたマグニチュード7.5の直下型地震が発生し、吹田市全域で震度6強の地震に襲われたとの想定で、連合自治会中心の避難訓練と千里新田小学校での合同防災訓練を実施しました。

千里新田地区では、まちづくり協議会が中心となり、連合自治会をはじめ各団体が協力して千里新田小学校に災害対策本部と救護所を設置。まず、各自治会単位で一次避難所に集合した住民の数を集計。その後、二次避難所として定められた千里新田小学校へ移動された方々に、予め設けた受付で住所・氏名を記入してもらい、本部で集計を行いました。

小学校(二次避難所)の訓練としては

①つみき遊園の防災倉庫に保管されている可搬式消防ポンプを使用した連合自治会防火部による放水訓練

②小学校に設置してある消火栓を取り出して行う放水訓練

③吹田消防団・千二分団と春日班の指導のもと、参加者の水消火器操作実演

※可搬式消防ポンプ車による放水試験が準備運転時には動作したものの、実運転時に動作不良となり、緊急対応として春日班消防車で給水しました。この点については今後の研修も含めて検討したいです。

今回は、避難場所として使用する体育館と施設備品の紹介を兼ねて順番に見学しました。先ず目についたのが体育館内に新たに設置された大型エアコンです。いつも卒業式等で寒い印象の体育館がほんわかと暖かく、皆さん感激されていました。震災等で停電になった場合も考慮されており、屋外に設置された大型業務用プロパンガスタンクにより、最長72時間(3日間)バックアップできるシステムです。炊き出しが必要な場合にも、切り替えて使用できる強者です。

参加者は昨年度より一次避難(各自治会)が100名ほど増加すると共に運営スタッフも40名に増加、たくさんの方が応援してくださいました。

また3年前より千三地区竹園1丁目自治会の4つの班より、近くの千里新田小学校へ集まりたいと連合自治会へ申し入れがあり、運営スタッフとしても参加されました。

当日の総参加人数:507人

<内訳>

一次避難(各自治会)359人、二次避難(小学校)93人、運営スタッフ40人、消防団11人、市・地区防災要員4人

(作成者 瀬戸口 豪)