1月19日(日)午前9時30分に吹田市全域で震度6強の地震が発生したとの想定で避難訓練が実施された。今年は、阪神・淡路大震災から25年、ともすれば忘れがちになる災害に対する備えを改めて考える機会となった。
千里新田地区では、まちづくり協議会が中心となり、連合自治会をはじめ各団体が協力して小学校に災害対策本部と救護所を設置。各自治会単位で一次避難所に集合した住民の数を集計。二次避難所に定められた小学校へ移動された方に、正門及び西門に設けた受付で住所、氏名を記入してもらい本部で集計を行った(206名が避難)。
小学校の訓練としては
① つみき遊園の防災倉庫に保管されている可搬式消防ポンプを使用した連合自治会防火部による放水訓練
② 西消防署千二分団の指導の下、参加者による水消化器の操作実演
③ 人体模型を使ってAEDの使い方の説明と実演
ここまでは従来も行ってきた訓練だが、今年は災害時に使用することになる小学校体育館の見学を実施し説明を行った。体育館は2階にあり、参加者の中には高齢者が階段を上り下りすることへの不安の声も聞かれた。
訓練全体の統括及び説明は、元吹田市消防長で当協議会の俊会長が行い、経験豊富な知識と情報による話はとても分かりやすいと大変好評であった。
災害はいつ訪れるか分からないものであり、日頃の備えが大切であることを改めて認識した合同防災訓練であった。 最後に福祉委員会が行った炊き出し訓練の温かいぜんざいとお茶がふるまわれ、参加された方は笑顔で家路につかれた。