この訓練は、今後起こりうる災害を想定し、住民が近隣の避難場所や避難方法を確認すると共に、地域全体で近隣の方たちの安否確認を行うなど、いざ有事の際に各人が行動できるように疑似体験・訓練を行うものです。
令和6年1月21日(日)午前9時30分、上町断層帯を震源としたマグニチュード7.5の直下型地震が発生し、吹田市全域で震度6強の地震に襲われたとの想定で、連合自治会中心の避難訓練と千里新田小学校での合同防災訓練を実施しました。
千里新田地区では、まちづくり協議会が中心となり、連合自治会をはじめ各団体が協力して千里新田小学校に災害対策本部と救護所を設置。
先ず、各自治会単位で一次避難所に集合した住民の数を集計。その後、二次避難所として定められた千里新田小学校へ移動された方に、予め設けた受付で住所、氏名を記入してもらい本部で集計を行いました。
小学校(二次避難所)の訓練としては
①つみき遊園の防災倉庫に保管されている可搬式消防ポンプを使用した連合自治会防火部による放水訓練
②小学校に設置してある消火栓を取り出して行う放水訓練
③吹田消防団・千二分団と春日班の指導の下、参加者の水消火器操作実演
訓練全体の説明は、元消防職員をされていた川端さんが行い、経験豊富な知識と情報による話はとても分かりやすいと大変好評でした。
今回は、朝から大雨が降っており各自治会の一次避難所の参加数が若干減少しましたが、その後小雨になったことと、能登半島大震災により、皆さんが危機意識を持たれた結果だとも思われますが、小学校(二次避難所)に参加された方が昨年に比べて2倍近く多くなりました。
また一昨年から、千三地区竹園1丁目自治会の4つの班より「近くの千里新田小学校へ集まりたい」と連合自治会へ申し入れがあり、運営スタッフとしても参加されました。
当日の参加人数
一次避難(各自治会)=261人 二次避難(小学校)=117人 運営スタッフ=31人
消防団=12人 市・地区防災要員=4人 総参加人数=425人
また、防災訓練終了後にはバザーを行いました。
雨模様だったので、急遽、下足箱の周りにバザーのコーナーを展開しました。
バザーは昨年から実施していますが、今年はさらに商品を無償で提供する団体も増えました。
訓練としては、物資供給班ということで、日赤・福祉その他多くの諸団体の皆さんに携わっていただきました。おおわらわでしたが、避難訓練で集まった皆様と、賑やかに笑顔で交流できました。そこまでの訓練の緊張がほぐれるひと時となりました。
青パトチャリティーバザーとの理解もあって、売り上げも前回を越すことができました。
青パトの運転で毎日地域の子どもたちの安全のために頑張っていただいてるドライバーの皆さんに感謝するのが一番ですが、その運営費用について、地域のご厚意が得られたことに感謝いたします。
バザーの売り上げと寄付金、15550円はそのまま、青パト維持運営費に使わせていただきます。
〈記事作成者〉
全市一斉合同防災訓練 瀬戸口 豪
バザー 奧 保明