千里新田地区としては、例年実施してきた全市一斉合同防災訓練を、コロナ禍にあるので実施を控えてきましたが、令和4年度は吹田市の方針のもと地域団体や住民の意見を取り入れて、3年ぶりに一斉合同防災訓練を行いました。
この訓練は、昨今の新型コロナウイルス感染症等蔓延下においても、今後起こりうる災害を想定し、住民が近隣の避難場所や避難方法を確認すると共に、地域全体で近隣の方たちの安否確認を行うなど、いざ有事の際に各人が行動できるように疑似体験・訓練を行うものです。
令和5年1月15日(日)午前9時30分、上町断層帯を震源としたマグニチュード7.5の直下型地震が発生し、吹田市全域で震度6強の地震に襲われたとの想定で一斉合同防災訓練を実施しました。
千里新田地区では、まちづくり協議会が中心となり、連合自治会をはじめ各団体が協力して千里新田小学校に災害対策本部と救護所を設置。各自治会単位で一次避難所に集合した住民の数を集計。二次避難所として定められた千里新田小学校へ移動された方に、正門及び西門に設けた受付で住所、氏名を記入してもらい本部で集計を行いました。
小学校(二次避難所)の訓練としては
①つみき遊園の防災倉庫に保管されている可搬式消防ポンプを使用した連合自治会防火部による放水訓練
②小学校に設置してある消火栓を取り出して行う放水訓練
③吹田消防団・千二分団と春日班の指導の下、参加者の水消火器操作実演
訓練全体の統括及び説明は、元吹田市消防長で当協議会の俊会長が行い、経験豊富な知識と情報による話はとても分かりやすいと大変好評でした。
今回は久しぶりの訓練だったこともあり、一寸した手違い・トラブルがいくつかありました。順調であれば何も知らないままに済んでいることでも、体験し行動することで、一つ一つの事象が身に付くと改めて認識し合った合同防災訓練でした。
また今回から千三地区竹園1丁目自治会の4つの班より、近くの千里新田小学校へ集まりたいと連合自治会へ申し入れがあり、運営スタッフとしても参加されました。
当日の参加人数
一次避難(各自治会)=376人 二次避難(小学校)=63人 運営スタッフ=31人 消防団=7人 市・地区防災要員=5人 総参加人数=482人